写真がいっぱい2021.09.14 04:3910年前にお風呂で現所有者の叔母さんが自殺した、という物件を売ることになった。現地調査、物件広告のため建物の中に入ることに。築20年とはいえ中々状態がいい。意外と手入れは行き届いている。まずは一階で写真をとり、水回りのチェックをし、いざ二階へ。階段を登り切ると目の前に30帖くらい...
線香の番2021.09.14 02:35昔、爺さんの通夜で起こった不可解な出来事のお話。うちの地方の風習なのかも知らんけど、お通夜の夜の線香の番ってのがあるんだよね。通夜の日の夜通し、線香の火を絶やさないように寝ずの番をするっていう決まりなんだけど。もう随分と前、うちの爺さんが大往生で亡くなって、で当時大学生だった俺と...
わったっせさん2019.09.26 14:34座棺とは明治頃まで使われていた座った姿勢で納める棺の事です。祖母は大正生まれでしたが、祖母の田舎ではこの座棺がまだ使われていました。祖母が子供の時に近所にわったっせさんという40代の後家さんが住んでいました。このわったっせさんの本名は原田で、何故わったっせさんと呼ばれてたのかは分...
三分の砂時計2019.06.12 13:58入浴時にでタイマーアプリじゃなく3分の砂時計を使ってる。 一昨日もいつものように砂時計を使ってたけど、何気に砂時計を見ると残りの砂が半分ほどだった。 そんなに時間が経ってなかったか~と思いながら、そのまま砂時計を見てると奇妙なことに気づいた。 確かに砂は落ちてるんだけど、残りの砂...
次元ジャンプ体質2019.05.25 07:30あんまり怖くないんだけれど、俺はなんか次元ジャンプする体質っぽい。次元っていうのは正しくないのかもしれないのだけれど、世界を飛び越える感じ。結構昔から、不意に体がガクンって3mmぐらいずれて放り出される感覚っていうのがあるのね。多くても年に2,3回ぐらいなんだけど、本当に不意で、...
父の遺品2019.05.19 08:14私は、割と栄えた地域で父子家庭の一人っ子として育ちました。 男親ということもあり、小学生のころまでは祖父母と暮らしていましたが、 次男の父と長男の伯父とのが色々揉めたみたいで、中学生のころには父と2人暮らしになっていました。 男の2人暮らしということで、仲の良いという感じではない...
多い2019.05.11 03:18ごくたまに存在感が一人分より多い人がいる。かなり親しくつきあってしみじみ感じるものなので、今まで三人しか会ったことないけど。 一人は霊視みたいな事ができる人で、なにげなく相談とかすると、私の身体が急に熱くなったり、後ろ首やみぞおちに妙な感触を覚えて、その後その人から「ヤバい感触は...
家を訪ねるウシガエル2019.03.27 11:10ちょっぴり不思議だった話。 俺が生まれる前の話だが、玄関先で気配がするので 親が見に行ってみるとそこにうしがえるがいたそうだ。 それからしばらくして、また玄関先で気配がするので 行ってみると、今度はうしがえると亀が並んで玄関先にいたそうだ。 俺んちは新しく家を建ててそちらに引っ越...
自動書記する2019.03.12 14:17ひょんなことから、五円玉の振り子を使った こっくりさん的な遊びにはまってしまったことがある。質問に反応して振り子が動くのね。 それがエスカレートして、いわゆる自動書記みたいなことをしていたんだ。 まあここまでは自分の潜在意識の類のなせるわざだと思うんだけどね。 ある晩「今から電話...
[大分県竹田市]まっくろくろすけが死んだ2019.03.11 13:27当時、私は大分県の竹田市って所に住んでて 私の住んでる所の近くには 昔使われてたキリシタンの礼拝堂がありました。 礼拝堂っていっても綺麗な建物じゃなくて 山を無理やりくり抜いた洞窟にキリストの人形みたいなのがちょこんと置いてあるだけのきったない場所。 当時、私の通ってた小学校で...
柳田國男の神戸のおばさん2019.03.06 12:51柳田國男の幼い頃のおはなし。 その日の柳田少年は、朝から様子がおかしかった。しきりと母親に向って、 うちは神戸におばさんがいるかとたずねる。そのたび母親はいないと答え るのだが、あんまり何度も訪ねられるので、うっとおしくなり、途中から 放っておいてしまった。 しばらくすると、柳田...
顔の変わる仏様2019.02.19 14:23同僚と3~4人で山に登ったときのこと なだらかな山道をみなでワイワイ言いながら歩いていたところ 路傍に大きな岩があり、その平らになった表面に仏様が彫ってあった。長年、風雨にさらされて表情もなんとか目鼻だちがなんとか分かるぐらいになっていた。 ふと、ほぼ線だけだけになった目鼻の顔を...