多い

ごくたまに存在感が一人分より多い人がいる。

かなり親しくつきあってしみじみ感じるものなので、今まで三人しか会ったことないけど。


一人は霊視みたいな事ができる人で、なにげなく相談とかすると、

私の身体が急に熱くなったり、後ろ首やみぞおちに妙な感触を覚えて、

その後その人から「ヤバい感触はない。庭に良い匂いの花を植えるといいでしょう」とかそんなアドバイスがきたり。

何年か前にその人の家庭にトラブルがあり、

「情報収集のためにとばした生霊が帰ってこない。どんどん飛ばしたけど誰も帰らない。おかげで今私は自分が薄くてヘロヘロなの」

と言ってて、たしかに1,5人ぶんくらいになってた。

薄くなったその人は大変つきあいやすくなってたよ!

以前は存在感に圧倒されて苦しかったの。


もう一人は、職業霊能者をやってる人に、

「かなり強い霊能力がある人だけど、自分で封印してますね。いつか封印がとけて困った時は個人的に相談にのりますよ」と言われてた人。

本人はそういうの一切信じない人というか、心が強くてわりと正しく実務処理能力のある人でした。

若い時に効率的に熱心に働いて金を貯め、今は趣味を仕事にしてのんびり優雅。

この人に相談などすると金を貸してくれる。

「あげたつもりで貸すから無理に返さなくていいわよ。でもお返しに××(周囲の役に立つことなど)をしてくれるといいかな」みたいな。

借りなかったけど。

WUNDERKAMMER

名作は、名作と呼ばれる理由があるはず。 それを求めて映画や本を観ています。 あとは奇妙なもの、怖い話や自分が好きなものをここに集めています。

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