忌日 いみび2017.09.17 09:09今からもう10年以上前の話で、確かではありませんが、5歳ぐらいの頃の事だと思います。 私の住んでいたところは、山奥の村(?)でした。 電気も電話も無く、道さえ舗装されてないような、時代錯誤も甚だしいような場所です。 その村に住んでいたのは、私と私のおじいちゃん、そして双子のヒサシ...
私はアリス2017.09.17 08:33信じてもらえないかも知れない。でも当人が一番混乱してるんだ。ちょっと長くなるけど聞いてくれないか。家に帰ったら母親が風邪で寝込んでいた。甲斐甲斐しく世話をする俺。ものの15分くらいでばっちし母親の風邪を貰ったらしく、遅れて帰ってきた兄に後を任せ早々に自室で横になった。自慢じゃない...
上位の存在2017.09.16 13:02俺の嫁は俗に言う『みえる人』で、俺は見えない。嫁がまだ恋人の頃、見える人である事を俺に明かし、その後しばらくの間、「あそこに女の人が居る」だの「今足だけが階段を昇っていった」だの言い出し、俺が本気で遺憾の意を表明した時から、一切それ系の実況をしなくなった。だがつい先日、何故か俺に...
緑色の子供2017.09.16 01:42850年前、イギリスにて、緑色に発光する姉弟が発見された。見たことの無い素材の服を着て、聞いたことの無い言葉を話す。最初は見世物として紹介された子供達ですが突如として大泣きし始めた。後にわかったそうですが、空腹で限界だったそう。ご飯を与えてはみたものの、それを食べ物と認識しなかっ...
灰色ののっぺらぼう2017.09.16 01:27その日俺はバイト中。いつも通り仕事をしていると、店の外にチラッとなんか変な物が見えた。 色は白に近い灰色、人の形をしているのだが、胴体や手足頭はあるけど、他に体の凹凸みたいな物が何も無く、のっぺりしている。服を着ているようにも見えないけれど、色の事もあって全裸という感じでも無さそ...
都市伝説 アカマネ2017.09.16 01:16シンプルに、全身一色な人型の異形。家のチャイムがなりドアスコープ越しに見ても誰もいない。悪戯かと思い部屋に戻るとまたチャイムが。今度はドアスコープとは違う所からチャイムの主を見てみる。するとそこには真っ赤な人型がいた。という話です。この話にはたまに続きがあり体長が2Mあり部屋を覗...
カスパー・ハウザー2017.09.15 23:441828年に広場で保護された少年。質問にまともに受け答えが出来ず、保護した衛兵が紙と鉛筆を渡したところ、「カスパー・ハウザー」と書いたという。少年は大尉あてに手紙を持っており、「誕生日は1812年の4月30日、この子の父は騎兵だったが死亡した。兵士に採用してほしいが手に余れば殺し...
いもうと2017.09.15 22:44俺の家にいもうとが居て、いもうとと言っても人間じゃなくて、何か赤ん坊くらいの大きさがある、照る照る坊主みたいな奴だった。下の方のスカートみたいな部分を丸く結んだ感じ。まあつまり、『i』みたいな形の奴。それを母親は「いもうと」と呼んでた。俺がずっと小さい頃からそうだったから、幼稚園...
ドキュメント映画「非現実の王国で」2017.09.15 22:28↑こちらでも書きましたが今回やっと映像を見る事が出来たので。簡単に説明すると誰からも見向きされなかった変わり者のおじいちゃん。その人が入院中、大家さんが掃除のためにおじいちゃんの部屋に入るとそこには、膨大な物語と艶やかな色彩の小説が散りばめられていた。おじいちゃんの名前はヘンリー...
SUNTORY SATURDAY WAITING BAR AVANTI2017.09.15 14:42もう、終わってしまったラジオ番組なのですが「SUNTORY SATURDAY WAITING BAR AVANTI」アヴァンティという番組があったのです。一度阿部礼二とコラボしたことも。今はピートの不思議なガレージです。こちらもなかなか。
Aの家の神様2017.09.14 08:09ある日、Aが 「うちには神様がいる」と言い出した。 私が小学生だった頃、団地に住んでおり、そこにAとが引っ越してきた。同い年で自分の家の一つ下に来た為すぐに打ち解けて友達になったが、「神様」どういう事なんだろうか。なんとなく母にその話をすると、どうもAの家はいかがわしい...
[京都]タクシー運転手の会話がおかしい2017.09.13 14:11これはまだ僕が京都で大学生だった時の話です。 夜、タクシーを拾いました。50代くらいのどこにでもいそうなおじさんが運転手で、ガンガンに冷房の効いた車内が汗をかいた体にありがたかったのを覚えています。 「○○通りまで」と、行き先を告げると運転手さんが話しかけて...