以前俺の友人が彼女連れて山でキャンプしていた時の事。
飢えた野犬の群れ(20固体)が唸り声を上げ、 15m手前位で涎を垂らしながら襲い掛かるタイミングを計っている様な状態になった。
2人が怯えながらテントの中から監視していた時、 周りの木立や渓流の方から、透き通る様な女性の歌声が聞こえたという。
時差をおき序々に合唱する様に音量が上り、 声が重なる度に女性の声が男性っぽくなった。
「えっ? これって何?」とその状況に困惑していると、 「キャンキャーン」と野良犬が頭を地面に擦り付け始め、その後狂った様にプルプルと頭を振ったまま逃げて行ったそうです。
その後合唱が徐々に消えて行き、元の綺麗な女性の歌声だけが微かに残り、寝付くまで聞こえていたらしい。
不思議と安心して熟睡できたらしいが、 翌日彼女が夢に見知らぬ美しい女性が数人出てきて、
「覚えてないと思いますが、心配入りません。お帰りをお待ちしてます」って言われたけど、
何故か懐かしさと愛おしさで泣いてしまっていたそうです。
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