山の怪

最近、山の怖い話を読んだのですが、その中の2つの話に共通していた「人の塊」の話。

前者はわかりませんが後者は秋田・岩手・宮城のどれかだそうです。

・「無数の人の塊」

とでも言うような物体だった。

老若男女様々な人が、さっきの男と同じように口を開け涎をたらし、どこも見ていないような焦点の合っていない目の状態で、

関節などとは関係なく体と体が絡みつき、何十人もの人が一つの「塊」となって転がっていたのだった。 

・それは人が沢山集まって塊になっている球体だった。

人たちが集まっている球体だった。刺みたいなのは腕だった。

着物を着ている人から当時少し古いと感じた洋服を着た人、

登山風の格好をしている者に、ふるい日本兵みたいな格好をしたモノまで居た。


山の怖い話は海よりも人型ではない者の話が多い印象があります。

猿やでかい猪とか。それこそもののけ姫の様に。

その中でも人型で塊って、神様とかじゃあないよなぁ。

山の神様がその山で死んだ人間を集めて団子にした、そんな雑な物の気がします。

それともなってしまったのか。山にはまだ謎が沢山ありますね。




WUNDERKAMMER

名作は、名作と呼ばれる理由があるはず。 それを求めて映画や本を観ています。 あとは奇妙なもの、怖い話や自分が好きなものをここに集めています。

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