おまじないと風水と魔術

掃除をして、家具を設置する。

これが一般的な風水の基本です。

しかし調べてくると、~を持ち歩く、身に着けるという物やお札の様なものを張るといった

呪いじみたものも出てきました。

おなじないと風水の境界線ってなんでしょうか?


基本的に全てを清潔に保つのはどちらも共通しているのですが、おまじないはやっぱり

呪文やなにかその願いに沿ったアイテムを作ってそれを持つか相手に持たせるかですよね。

あとは月の動きをすごい意識をすること。

上弦の月は縁結び、下弦の月は縁切りに。ボイドタイムという物もあります。

また身体が穢れているとして生理中はやってはいけないそう。


そう考えると風水って、気軽にできますね。

風水が基本としているのは「気」の巡りです。

日本語って「気」が出てくる単語って多いんですよね。

気のせい、気が合う、気を使う、気付く、気になる、等々

こういう単語の気をもっと意識してなんとなくそうした方がその「気」という物にいいんじゃないかと思われる行動をすれば大体OKな様な。


ここでちょっと気になったのが雑誌裏に書いてある開運グッズ。

これはどっちなんでしょうか。

持ち歩くものはおまじないなのかそうではないのか。

確かに「ピンクの小物を持つと恋愛運UP!」のように色の指定あることがあります。

それは自分が所持している服の中で選べますが「これを買うと」系はその

アイテム以外は駄目なんですよね。自分の持ってる小物じゃ効果は無い訳で。

どっちかと言えばおまじないや魔術グッズになのかな。

しかし護符や開運ブレスレッド、龍の置物や水晶玉、パワーストーンのような開運グッズとなると、風水のようでもあります。


開運とは、運を開き幸せになること。

運とは巡りあわせ、定め。運ぶ、移す事。

これはもし、黒魔術を使ってもそれが自分にとっていい結果になれば開運なんでしょうね。


元々魔女って、ヨーロッパの森に住む、いわば漢方薬剤師だったらしく、いろいろなハープを調剤して欲しい人にあげる。病気怪我はもちろんその中には惚れ薬や媚薬、自分や相手に投与することによって精神や匂いに訴えかけたりダイエットや豊乳といったDHCサプリのような効果があるものも作ったそう。

ハーブの中には今でいう脱法ハーブもあり、昔はそんなの知らないんでタバコ感覚で吸っていたそう。それをみんなで吸ってよろしく過ごすのがいわゆるサバトです。

それが魔女はクレイジーだと思われている由来なのですが、じゃあ魔術アイテムは?


これは正直どこが由来なのかはわかりませんが、多分神に捧げる儀式からでたものだと考えられます。

アステカは命を奪う儀式の多さで有名ですが、あれは神様に捧げる供物としてやっていたことで、魔術は「自分の願いを叶えてくれそうな悪魔や神様」と幅広く、使うアイテムも動物のミイラや骨、昔はそれこそ人を2.3人さらってその人達で・・・といった事もあったでしょう。

今も大っぴらに魔術を使っているのはブードゥー教でしょうか。

マーケットには動物のミイラや偶像があります。

完璧に呪術ですね。

じゃあ魔術をするために動物のはく製置いて部屋中暗くして幸せを祈る。

その場合って風水的に最悪なのでは?


そういえば風水で黒ってあまりいい色ではないのですが、私の部屋のカーペットが真っ黒。服も黒が多いです。

部屋には中古本やアンティーク家具が多く、貰ったドライフラワーも飾ってありました。

掃除なんか毎日はとても無理です。換気しかできません。


しかし特に運が悪い事もなく、そういった部屋にする前と特に変わらず。

逆に自分の好きな部屋になって部屋に入るたびに自画自賛に浸ります。

逆に風水中心の部屋にしても同じで、その時は「自分は本当はどうしたいんだっけ」

と自分を見失いがちでした。

ここに本棚いらねぇなぁーでも風水で書いてあるからなぁーとか。

もしかしたら風水が合っている人と魔術的な空気が合っている人とかがいるのかも。


自分の意思に反し、目に見えないものに気を使う。

それはやっぱり違うんですよね。

確かに、最低限の「気」は使うべきなんです。無理はしない程度にね。

部屋が汚くて嫌だなと、見るたび嫌な気になるなら掃除すればいいし、ならなければいいんじゃないですかね。

しっかり食べて寝て、仕事をしっかりすればお金は入ってくる。

それをより意識するために、「その願いを確認」する為にそれを置く。

ちょっとした願いへの足掛かりなのかなぁと思いました。

気になるならやればいいし、やんなくても大丈夫。


風水<おまじない<魔術 で難易度が上がっていき、開運は自分が望んだ結果になればそれはもう開運。猿のミイラの手も開運グッズになる。


小話になりますが、盛り塩は平安時代からあり、お店の前に置いておくと牛車の牛がその塩を舐める。ついでに牛車の持ち主もそのお店に寄るといったような完全物理的な客寄せの方法だったらしいです。

また今は魔除けとして置いていますが、幽霊は水蒸気を通して存在を訴えてくるという説があります。塩は水分を吸収する。だから幽霊に塩は効く。

また乾燥剤やファブリーズも効くらしいですね。

WUNDERKAMMER

名作は、名作と呼ばれる理由があるはず。 それを求めて映画や本を観ています。 あとは奇妙なもの、怖い話や自分が好きなものをここに集めています。

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