オコボッサン2018.07.19 13:43父方の爺ちゃん家の庭に、当主以外近づいてはならないっていうお堂みたいなのがあったんだけど、爺ちゃんが亡くなった後、伯父(次男)が遺産相続の件でゴネまくった挙句、思い通りにいかなかった腹癒せに、お堂の中の御本尊?をどっかにやっちゃったらしいんだわ。 基本的にお堂の中は当主といえども...
オーランメダン号2018.06.27 02:081947年6月、アメリカの船シルバースター号はマラッカ海峡で遭難信号を受け取った。発していたのはオーランメダン号。「船長含む全ての船員が死んだ。乗組員全員が雑談室とブリッジで倒れるように亡くなっていた」。「そして、私は・・・死ぬ」。シルバースター号はオーラング号を探し出し、調査を...
マリー・セレスト号2018.06.27 00:441872年11月5日、マリー・セレスト号という二本マストのアメリカ船が 原料アルコールを積んで、ニューヨークからイタリアのジェノバに向けて出港した。 この船に乗っていたのは、ベンジャミン・ブリッグス船長と8人の乗員、そして、船長の妻マリー(本によってはファニー)と娘のソフィアの総...
でどでんこめんさん2018.02.14 14:20うちの田舎にこんな伝承がある。でどでんこめんさん。 昔、江戸時代にうちの田舎に、『でどでんこめんさん』って言う鬼?が現れたらしい。 大きくて肌が赤くて、異様な服を着てたらしい。 で、「で どでん こめん、で どでん こめん」って繰り返すもんだから、そう呼ばれ...
2人の溺死体2017.12.26 08:27墓参りで親の田舎に行ったとき、近所で自殺とおぼしき事件があった。 地元の漁師が海に生ゴミを捨てに行ったとき、流れ着いた水死体を発見したらしい。 死んでいたのは20ばの女性と、小学校低学年くらいの子供で、二人とも溺死だった。 子供のほうは女性の足にしがみついたまま死んでい...
海洋生物型の板尾創路2017.10.21 09:44もう20年以上前、俺がまだ小学校3,4年くらいだった時の事。 当時沖縄にボロいが別荘を持ってて、夏休みになると2週間くらい家族とそこで過ごしてた。 俺は毎日暗くなるまで、近所の海で貝や海硝子を取るのが大好きだった。 そんな旅行も半ばくらいになって来た時の事。 そろそろ暗くなって来...
アカエ様2017.10.10 13:20俺が小学校低学年の頃の話。と言っても、もう30年以上前になる。東北のA県にある海沿いの町で育った俺らにとって、当然海岸近くは絶好の遊び場だった。海辺の生き物を探して無意味に弄ってみたり、釣り人に餌を売りつけて小遣いをもらったりとまあ、無邪気に遊ぶ毎日だったよ。 しかし...
夜の浜辺2017.10.05 14:36昔、一人で海辺の町に旅行したことがある。 時期的に海水浴の季節も過ぎているため民宿には俺以外客は居らず、静かな晩だった。 俺は缶ビール片手に夜の浜辺に出て、道路と浜辺を繋ぐコンクリートの階段に座り、海から吹く潮風を浴びながら、波音だけを繰り返す暗い海を見つめていた。&...