鏡に向かいお辞儀をするおじいちゃん

沖縄の万座ビーチに行った時の事。

ビーチにあるレストランで昼食食べてからトイレに入った

男性用の便所の中は妙に焦げ臭かった。

小便済ませて出ようとした時、

ただひとつ使用中だった大便用のドアが開いて中から丸刈りの男の子が出て来た。

白い開襟シャツにブカブカの半ズボン履いてた。

チラッと顔見たら顔の左半分が酷く焼け爛れてた。

可哀想に、って思いながら便所を出た。

入れ違いに友人がトイレに入った。

レストラン出てからその友人に

「さっきの男の子可哀想だったなぁ」って言うと

「男の子?子供なんか居なかったよ」って言いながら

「それより変な着物着たおじいちゃんが気持ち悪かった」っていう。

自分は男の子以外の人間は見てないし、他に人も居なかった筈だと言い返すと

「ウソだろ?トイレの鏡の前で何度もお辞儀してた片腕のおじいちゃん居ただろ?」と。

ゾッとしたけど友人もトイレの中は焦げ臭かったって言ってた。

WUNDERKAMMER

名作は、名作と呼ばれる理由があるはず。 それを求めて映画や本を観ています。 あとは奇妙なもの、怖い話や自分が好きなものをここに集めています。

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