記憶の砂漠

夢を見た。

そこは夜の砂漠だった。

真っ黒な夜空にベツレヘムの星のようなぎらんと光る大きな星が一つあり、砂たちを光らせている。

そこで僕は探し物をしていた。

うんと遠い、昔の記憶の破片を探していた。


砂の中から出てきたのは古いレコードだった。

いつの間にか置いてあった蓄音機にセットし取っ手をまわすと、どこか懐かしい曲が流れ出した。


ただ、それだけの夢。

WUNDERKAMMER

名作は、名作と呼ばれる理由があるはず。 それを求めて映画や本を観ています。 あとは奇妙なもの、怖い話や自分が好きなものをここに集めています。

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