酒鬼薔薇事件の謎

私が生きてきた中で最も怖かった恐怖体験を聞いてください。

もしよかったら、今現在も地元に住んでる人が現われてくれたら、情報をください。


今から10年くらい前の話になります。

私は毎朝愛犬を散歩する事が日課で、いつものようにいつもの道を散歩していました。

私の散歩コースは、学校の正門を通過します。

いつものようにその道にさしかかると、不思議な光景を目にしました。

文章力が無いので何と説明したらいいのか分かりませんが、

黒い車が学校の正門を正面に、乗り上げるように停車しているのです。

(丁度、学校の正門と車が向かい合うような形で停車)

私は「なんだろう?」と思いながらも、車を通過しました。時間にして、おそらく6時15分~30の間だと思います。

犬を飼ってる人なら分かると思いますが、犬の散歩の時間は大体安定しているので、

その時間に間違いはありません。

そしてその道を通過し、いつもの散歩コースを歩いたあと、また先ほどの道を通り家に帰るのですが、

その時に、正門前に『人間の首』が置かれていました。


正直な話、本物だとは思いませんでした。

おそらくこのレスを読んでいる人は、「異常な臭いで分かるはずだろww」と思うかもしれませんが、全く異臭はしませんでした。

最も、それが本物だったと知ったのは、

その後、警察が情報収集?(専門用語わかりません)しに来た時でした。

ただし、その時の警察の話があまりにもおかしいのです。


警察は確かに言いました。

「正門の柱の上に置いてあった首」

間違いなくそう言いました。

事件が事件だけに、TVにも散々取り上げられましたが、TV放送でもそう報道されていました。

しかし、私が見た時は、

間違いなく正門の前(すなわち道の上。もちろん学校の敷地内)である事に間違いはありません。

もちろん、私はその事を警察に告げました。

例えばそれが、私だけが見た現象ならば、私の幻覚にすぎないかもしれません。

しかし、どうやら幻覚ではないようです。

なぜなら、早朝あの通りをジョギングしている近所のおじさんも、

正門前に置かれている事を目撃していたからです。

しかし、このおじさんと私の意見は少しずれています。

おじさんは、「首が正門の方を向いていた。(つまり道に背を向けていた)」と言います。

何度も確認したから間違いないそうです。

おじさんも、本物の首とは思わなかったらしいです。


時間帯は5時10分だったらしいです。

学校の時計でいつもここを通る時時間を確認するらしく、間違いは無いと言います。

しかし、私が見た時は、間違いなく正門に背を向けていた(道を正面から見ていた状態)だったのです。

だからこそ、タチの悪い悪戯だな、と思えた訳です。


犯人が見つかるまで、地元でも(おそらく日本中で)犯人探しに近い情報のやりとりが行われました。

その結果、私が見た黒い車を、トラックの運転手も目撃している事が分かりました。

問題なのはその時間です。

私が黒い車が正門に乗り上げるように停車しているのを目撃したのは、6時15分~30分の間と言いましたが、

彼は4時50分頃目撃したそうです。


それだけではありません。

この黒い車は、新聞を見て知りましたが、

散歩中のお婆さんなどにも、同様に正門前で停車している所を目撃されています。

時間帯はまちまちのようです。

更に、新聞や近所の人の話によれば、

どうやら犯人は、「学校近くに潜み、何度が首の位置を変えていたらしい」ようです。

TVでも似たような報道を確かにしていました。

私はそこまで丹念に見たわけでは無いので気づきませんでしたが、

少ないものの血痕があったらしく、それも首を移動していた事を裏づけているそうです。


一部ではこんな報道もありました。

「正門の柱の上に置くのはかなり背が高くなくては不可能で、

 仮に台等を用いたとしても、かなりの大男が犯人だと思われる」

地元では、この黒い車の男の話で持ちきりでした。

私自身目撃した訳ではありませんが、この黒い車と同様と思われる車は、被害者J君が行方不明になる当日も、

公園前(J君が行方不明になったと思われる公園の前)に駐車されていた事が確認されていたようです。

おそらくこの時点では、日本中が黒い車の男に注目していたと思います。


しかしいざ犯人が捕まってみれば、中学生ではありませんか!!

あの時の「????」という気持ちは、今も忘れないほど衝撃的でした。

地元では、「警察本当かよ!?」的な話題で持ち切りでした。

私達地元住民が「????」と思うのは、何も黒い車だけでは無いんです。

J君が行方不明になった後、警察が公開捜査に踏み切りました。


この時、地元住民も協力をしています。

相当な人員だったと思います。周囲を見渡せば警察だらけです。警察が視界に入らない事などありませんでした。

私達地元住人がまず一番に探したのはタンク山です。

あのあたりで人間を隠せそうな所と言ったら、タンク山くらいしか無いはずです。

だれもがこのタンク山を見て周りました。

公開捜査では、誰もタンク山で遺体の胴体部分があった事など目撃できませんでした。

ちなみに、警察は警察犬を導入して探していました。


公開捜査を止めた翌日に、そのタンク山で胴体が目撃されたのです。

確か私が見た新聞では、こんな見出しだったと思います。

『遺体の服を着せかえる??』

そうです。この前夜は雨が降っていました。

新聞によれば、衣服に乱れが無い事、土が付着していない事、濡れていない事から、

別の場所で殺害し、公開捜査が終わった翌日に胴体をタンク山に捨てたと、警察は考えているようだ。

みたいな事が書かれていました。

しかし、いざ犯人が捕まってみれば、タンク山で殺害し、タンク山で首を切断。

その後、タンク山アンテナ基地内に胴体部分を移したようです。


タンク山アンテナ基地内と言うと、文字だけみれば発見にくく見えるかもしれませんが、

金網張りになっているだけで、外からみてすぐに分かるんです。

タンク山は歩道のような物があって、そこを辿るだけで、アンテナ基地を正面から捉える視点になるんです。

したがって、そこに本当に遺体があったなら、地元住人が見逃すはずがありません。

ましてや警察犬がみのがすでしょうか?

おそらくググれば分かると思いますが、この時新聞ではこうも書かれていました。


『用意周到な犯人が珍しく焦りを見せていた。

 靴の片方が脱げ落ちており、片足がアンテナ基地内からはみ出していた。』


この状態で、死体を見つけられない事なんてありえるのでしょうか?

さらにこれもググってもらえれば分かると思いますが、

少年AがJ君の首を切断した日は日曜日、しかも公開捜査中の真昼間です。

このタンク山は、散歩コースに使っている人も多いです。

そこでどうやって首の切断に成功したというのか・・・。


少年Aが真犯人だとして、首の切断、移動はうまくやってのけたとして、

胴体部分をどうやって誰にもみつからずに移動したのでしょうか?

胴体が公開捜査で見つからなかった事からも、後からそこに置いたのはほとんど明らかです。 

WUNDERKAMMER

名作は、名作と呼ばれる理由があるはず。 それを求めて映画や本を観ています。 あとは奇妙なもの、怖い話や自分が好きなものをここに集めています。

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