友人と何かを見た

中学時代の記憶なんだが、どうも曖昧な記憶。


俺がある友人と一階にある理科室の前を通った時、理科室の中に『何か』を見てかなり驚いた記憶がある。

1学年30人前後、全校生徒合わせても100人足らずの田舎の学校だったため、

噂はすぐに広まり、生徒内でなかなか大きな話題になった記憶がある。

ただ、これだけなら俺の記憶違いの可能性もあると思い、今でも連絡を取り合っている7人の友人に連絡してみると、皆そんな話があった記憶はあるのだが、やはり詳細は覚えていないという。

さらに驚いたのが、俺と一緒に目撃したはずの友人。

それが誰だったのか、俺を含め誰も思い出せないのだ。

俺の記憶も、尋ねた友人たちの記憶も、共通しているのは、


・俺と誰かが理科室前で何かを目撃した。ただ、俺以外の『誰か』が思い出せない。

・悲鳴を聞きつけた友人や先生たちが駆けつけ話題になった。

・噂はすぐに校内に広まった。

・当時は何を見たのか知っていた気がする。


といった感じ。

霊的な何かなのかさえわからない、何とも不可解な記憶。

ただ、俺以外にも覚えている友人が複数いるため、単なる勘違いとは言えない気もする。

なんだか、20世紀少年の『ともだち』の話にも似てる気がする。

あのマンガ読んでた時は何とも思わなかったんだが。 

WUNDERKAMMER

名作は、名作と呼ばれる理由があるはず。 それを求めて映画や本を観ています。 あとは奇妙なもの、怖い話や自分が好きなものをここに集めています。

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