何かを落とす

昨日3回目の体験をしたから書いてみようかと。  

私は注意力散漫なのかよく財布携帯置き忘れたり、手袋とか鍵とか落としちゃうんですね。 んで歩きながらとかで落としたら後ろの人が『落ちましたよ』とか声をかけてくれるんですよ。よく落とすといっても半年に一回とかですけどね。 


そんで昨日の話なんですが仕事帰り、地下鉄梅田から阪急梅田に乗り換えのために移動してたんですけど、百貨店を越えて空港にあるような歩くエスカレーターみたいなところの横を歩いてたんですが『おちたで』の声に振り向きました。

するとベージュっぽいコートのおばさんが私の目を見たあと、何か拾う動作をして私に差し出しました。 ポケットに入れていた手袋かなと思いました。

けれど差し出したおばちゃんの右手には何もありません。 私は『すんません、ありがとうございます』 と両手で水をすくったときの感じでおばさんの前に差し出し、その見えないなにかを置いてもらえるように誘導しました。重さも感触も何もなかったです。 おばさんはなんかいいことした的な顔で去っていきました。

ちなみに、これでたぶん3回目。  


一回目の時は高校の通学で環状線を使ってたんですが、そこの車両内を出口に近いほうに移動してたら、サラリーマン風のお兄さんが「落ちたよー」って、振り返って見てもなんもないんですよね。 頭に『?』飛ばしながらお兄さんの目線追ったけどなんもなかったので、なんかイケズされてるんかと思って、駅に着いたから無視して降りたのが一回目。そん時はなんも意識してなかった。 

2回目は働き始めた頃、通勤で使ってた阪急の最寄り駅でのホーム。喫煙所があったんですけどそこで正面におったおっちゃんに「落としたで」って。 その時はタバコ吸い終わって、さあ並ぼかなって感じで歩いてたわけじゃないんですけど、私が落としたソレはおっちゃんの近くに落ちたみたいで拾った動作して手渡されたんですけど、まあなんも見えないんですよね。 朝から変なんに絡まれて最悪や、とか思って無視して行こうとしたらおっちゃんタバコ消してついてきて声掛けてくるんです。 『自分のんちゃうんか』ってめちゃしつこいから『知らん!』って言ったらおっちゃん困った顔して離れていきました。  

頭痛い人なんかなとか考えましたが、しゃべり方も普通でしたし、何よりもほんまに困った顔してたから気になっていました。 そして3回目にいたる。  


これ私が頭おかしいのか、拾った人たちが見える人なのか。それとも拾った人達が3人ともおかしいのか。私は何を落としてるんでしょうか。 共通点をあげれば駅関係ってとこだけ。3回目はさすがに気色悪いです。

落ちましたよって手渡される動作されて、何もないのになんですか?なんてとっさに聞けませんでした。 こっちからしたら『はあ?』って感じですし、向こうの対応がまともだったらこっちから自分が変だと思われること言えませんでした。 今度もしあったら聞きます。なんて言えばいいものか『これなんですか?』『何が落ちてますか?』とかでいいのかな?変な人に思われそうで怖いです。 

WUNDERKAMMER

名作は、名作と呼ばれる理由があるはず。 それを求めて映画や本を観ています。 あとは奇妙なもの、怖い話や自分が好きなものをここに集めています。

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