ビンのプロ

大したスペックじゃないけど、蓋物が“開けられる。子供の時から、ずっと。 

ギリギリで手をかざすの。すると、ぼわんとなって開く。  

書いてみたら大したことないけど、錆ようが固まろうが開けられなかったことない。 鍵とかは無理。蓋物のみ。小さい頃から、人の開けられない蓋物は私に来た。 開いたら、近くの人は「えっ?」って顔するけど、「開いたからいいか」になる。 それまで一生懸命開けようとした人には、もうちょっとで開いてたからと、恥かかせないようにもしてる。 

 地味だけど今日も誰かの役に立ってるよ!

 開けられない人は、開かないと思って開けてる。 だから、開かないってのがある。 本人が思ってるより開けることにチカラ入ってないよ。 あるあるだけど、何人かでやって開かなくて、「ほら、貸してみな」って名乗った人が開ける。開けようとするから。  

開くためのジャム瓶だもん。 空かないのは瓶のせいにあらず。

WUNDERKAMMER

名作は、名作と呼ばれる理由があるはず。 それを求めて映画や本を観ています。 あとは奇妙なもの、怖い話や自分が好きなものをここに集めています。

0コメント

  • 1000 / 1000