ショートショート 1231~12402020.10.13 06:291231.君の部屋には大量の洗濯物が干されていた。空の容器がそこら中に転がり、柔軟剤の香りが満ちる。進むと洗濯物は定規や彗星、万物へ変わり「いらっしゃい」君がたらいの中で地球を洗っていた。側には真白な月が置いてある。一段落した君と外へ出ると大雨は止んでおり、世界は少しウタマロの匂...
ショートショート1221~12302020.10.06 06:241221.月は毎年4㎝ずつ遠ざかり、あと50億年で太陽は滅ぶ。神様と見間違える程に完璧な太陽系達も約束された終わりがあって、それは今生きている私達の永遠よりも長く、宇宙のたった一瞬ぽっちの死だという事実を考えると白米は食べられ無いが、珈琲二杯分ぐらいの時間を捧げる事は出来る。午後...