Uは子供の頃に神隠しに遭っています、その時の事をEに話してくれたそうです。
Uは産まれつきテレパシーの様な力で生き物をある程度自由に操る事が出来たそうです。
ある日、Uはその力を使い山の中で動物同士を戦わせて遊んでいました、その時は猪と野良犬を戦わせていたそうです。
遊び飽きて山を降りて家に帰ろうとした時、急に周囲が真っ暗になりました!動物達も居ません。
驚いて急いで家に帰るとUの母親が大泣きしながら走って来てビンタを喰らわして来ました。
「山の中で寝ちゃったのかな?それでこんなに遅くなったんだと思う、ごめんなさい」
とUは母に言った。
すると母は「ふざけないで!2日もどこに居たの!」と叫びました。
2日?そんな馬鹿な!?とUは思ったそうですがあんまり気にしませんでした。
でも何故かそれ以来、不思議な力は一切、使えなくなってしまいました。
その替りかどうかは分かりませんが、その頃から霊的な物を見る様になったといいます。
そして半年に1回位、不思議な夢も見る様になったそうで、その夢の内容は大きく分けて2つ…
その1
気がつくとUは真っ青な球体の様な部屋に居た、急に頭の中に声が響く。
「ねえ、交換しよ!君のと僕のを交換してよ!お願い!お願いだから交換してよ!交換してよ!僕の力の方がずっと凄いんだよ!僕の力の方がもっと楽しいよ!楽しいよ!楽しいよ!楽しいよ!楽しいよ!楽しいよ!楽しいよ!楽しいよ!楽しいよ!楽しいよ!楽しいよ!
楽しいよ!楽しいよ!楽しいよ!ねえ、交換しようよ!絶対その方が楽しくなるよ!楽しくなるよ!楽しくなるよ!楽しくなるよ!」
Uは「君は誰?」と聞いた。
「君は君だろ?えーと…ああうん?あ、そうか!僕の事ね?僕はd◎#◎l※v〆∝(シンセサイザーみたいな音)から来た◎〆x∮*∂♯◎(これもシンセサイザーみたいな音)だよ、名前はね□▲▼▽★◇☆■△△◇(凄く高い金属音)って言うよ!地球では※〆x∮▲(これは普通の単語だったが、どんな言葉だったかUは覚えて無いらしい)っていう意味だよ。」
Uは「※〆x∮▲ってなあに?そんな事より僕は早く家に帰りたいんだ!」と言った。
すると、「ダメだよ、交換してくれるまで返してあげない!返してあげないよーだ!」という声が響いた。
そして、延々とそんなやり取りが続いて、疲れ果てたUが仕方なく、「じゃあ※〆x∮▲は僕に何をくれるの?」と言った。
すると※〆x∮▲は「こんな力だよ」と言って青く輝くイモムシみたいなものを見せてくれた。
「???、何これ?カブトムシの幼虫?」と言ってUがイモムシに手を出した瞬間、周囲が真っ白に。
Uの体はどんどん膨れ上がっていき巨大で真っ青な玉虫の様な美しい甲虫と化す。
「空を飛んでる!凄い!あ!あれは地球だ!行ってみよう!」Uは夢中で宇宙を飛翔する。
そして地球に降り立とうとした時、そこは灼熱の地獄だった。
恐ろしい怪物がいっぱいいる!しかも熱い!亡者達が集まってきてUの体を食べている!
「こんなのいらない!いらないよ!」とUは言う。すると「そんな事いっても今、君が食べてるじゃん!君はもう※〆x∮▲と一つになったんだよ?これから君は※〆x∮▲をしつづけないとダメナンだゾ?だべゴゴぼぼばギギギごぐぐでぼぼハハハハハハハゴハハハハハボハハ
ハハ」
この笑い声を聞きながら最後に凄まじい恐怖と激痛で目が覚めるパターンがまず1つ。
もう一つのパターンは体を亡者に食われて続けてもなお羽ばたき続け、とうとう宇宙に逃れるが亡者の巨大な柱はイナゴの大群の様に体にまとわり付き宇宙まで付いて来る。
地獄から凄まじい数の亡者を引き連れて最期は宇宙の果てまで来るんだけどその頃には亡者の数は大分減っている。
体も半分は食われて消えているが、まだ飛べる。
最後の力をふり絞って虹色に輝く銀河に飛び込んだ所で目が覚める。
昔、俺のオカルト好きの友人Eが仏教系の大学に通ってました。
これはEの大学時代の同級生のUの身に起こった話だそうです。
俺はオカルトは全部否定はしてませんがそんなに詳しく無いです、休日にホラー映画見たり、2chホラーリンク漁ったりEと心霊スポット巡りしたりとかいう趣味程度の知識です。
これからする話もEの主観の混じった話をここに書き込んでいるだけですので詳しい解説とかは勘弁です。
Uは産まれつきとても霊感が強い男でした。
とても小さい頃に大きな地震を的中させたり、家族も知らなかった江戸時代に作られた隠し蔵を探し当てて秘密基地にして隠れんぼする時に使ったりして遊んでたり、小学生の頃に神隠しに遭ったりとか凄いエピソードがいっぱいあります。
寺産まれとかでは無いのですが、遠い祖先に直系では無いらしいのですが結構有名なお坊さんが居ます。
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