法の書

私の友人から実際聞いた体験談です。オカルト板の方々なら知ってるかも知れませんが。

国書刊行会から出ている「法の書」という本を聞いたことありますでしょうか。

私の友達はこの本を買ったのですが中身に袋とじがあり、その袋とじの内容文が。

「本書は非常に強力な魔術パワーを秘めています。封印を破って研究をなさるのは御自由ですが、決して本書を人身御犠…黒魔術…魔女集会…悪魔召還などに悪用しないで下さい」

と書いており、真中のスペースには魔方陣みたいな絵柄があるんです。

そして、またこんな文が

「封印開封後、九ヶ月後にいかなる災害…大戦争…天変地異が生じても、小社は一切の責を負いかねますので、開封にあたっては、その旨、ご了承下さい」

友達も興味本位で買ったのですが、チキンなためちょっと時間を置いて決心し袋とじ部分を開けました。

友達は袋とじを開けた日、カレンダーに〇しました。

「…でっ九ヵ月後何もなかったの」

「………」

「あったの?」

「……ちょうど九ヵ月後ピッタリに阪神淡路大震災が起こってん」

ちょっと友人もシャレにならなくなったようです。

WUNDERKAMMER

名作は、名作と呼ばれる理由があるはず。 それを求めて映画や本を観ています。 あとは奇妙なもの、怖い話や自分が好きなものをここに集めています。

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