神奈川県の宮ヶ瀬ダムに、クリスマスツリーの点灯式を見に行った時の事です。
当時まだ幼かった私と祖父母が乗った車が、途中『虹の大橋』の真ん中で止まってしまいました。
原因は解らず、JAFを呼ぶまでの間、待つのに飽きた私がダムを橋から見下ろすと、
ひまわりの花束が水面に浮かんでいました。
その花が『誰か亡くなった』と言う意味を持つ事ぐらいは解ったので、
気味が悪くなり水面を見るのをやめようとした時に、
水の中から人間の手が出て来て、花束をさっと水の中に持っていきました。
その動きがあまりに自然な動きだったので、当時はその出来事がかえって異常な事だと思わず、
まるで当たり前の事の様に記憶していました。
0コメント