青い人

去年の8月(確か4日)、自宅でのこと。

午前3時ごろに目が覚めて、眠れないから和室に行って携帯をいじってた。

5時ごろになって寝ようか迷ってたら、視界のやや上の方に

青い人みたいな(ActAgainstAidsのポスターとかに描かれてた太い棒人間によく似てる)

存在が見えた。

音は聞こえないけど海で音楽をかけてるような背景も見えて

そこにいると言うよりも、プロジェクターが突然現れて映像が映し出されてる感じに近かった。

驚いたけど怖くなくて、むしろ楽しげな様子に和んだんだけど

ちょっとすると(たぶん1分も経ってない)突然その青い人が尋常じゃなく慌てだして、

和室の天井側の角をしきりに指差しはじめた。

私も慌てて見たけど、何もないから拍子抜けして、ふと携帯に

視線を移した途端、その角から「きゃあああー…!」と叫び声が聞こえた。

長く大声を出したとき特有のかすれみたいなのもはっきり聞こえた。

人間の息が続くわけないくらい長い時間聞こえ、少しうんざりした。

それがやっと終わって、原因を知りたくてもう一度青い存在を見ようとしたら

もう何も見えず、普通に元の障子が見えた。

と思ったら、キッコーマンのマークをつぶしたみたいな六角形の中に

「2年後」って書かれた白黒のものが現れた。それも消えたら朝の6時をすぎてた。


全体的に恐怖は無く、なんか耳や目じゃなく脳で感じてるみたいだった。

家は去年新築したばかりだから家に何か、ってことは無いかなと思ってる。

青い存在の後ろは障子で、その後ろは道路。

声がした方の延長線も隣の家が平屋だから何もない。


後日、11月に久々に会った友達が

「昨日メモを書いてたら書いたはずのない六角形が右端にあり、二度見したらもう消えてた」

と言い出した。友達のは中に「5」って書いてあって、枠と文字が青で他が黄色だったみたい。

六角形は悪いものではないみたいだけど意味がすごく気になる。

WUNDERKAMMER

名作は、名作と呼ばれる理由があるはず。 それを求めて映画や本を観ています。 あとは奇妙なもの、怖い話や自分が好きなものをここに集めています。

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