ささろさん

3歳になる娘が言う事には、我が家には「ささろさん」がいるそうです。

娘が髪の毛をみつあみにしてたので誰にしてもらったの?って聞くと、

「ささろさん」と答えました。

もちろん妻に問いましたが、真相は謎のまま。

大きくて白くて優しくて、顔が無いそうです。 


ある時、俺が風呂場で髪の毛を洗ってると、人の気配が。

まあ、よくある事なのでほっておいたのですが、

寝るときになって娘が

「パパ、ささろさんとお風呂はいってたね。」


また違う日には妻が外出中に、娘が何か食べている。

よく見ると、押し入れの上段に隠しておいたチョコボールでした。

絶対に3歳の娘には届かない高さの所に置いておいたのに。

どうしたの?と聞くと

「ささろさんに取ってもらったの」

「・・・そっか」 


今はもう慣れたと言うか、なんだか淡々と受け止めていますが、最初の頃は悩みました。

娘が・・・いわゆる電波系ではないかと。

でも今は「こんなのもありかな?」と考える様になっています。


WUNDERKAMMER

名作は、名作と呼ばれる理由があるはず。 それを求めて映画や本を観ています。 あとは奇妙なもの、怖い話や自分が好きなものをここに集めています。

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