10年以上前、中学生の頃の話。
ある日、自分が意見を言おうとした瞬間、別の人が自分が言おうとしてたのと全く同じ意見を言うということがありました。
その時は特に不思議には思わず、「俺もそう思う」と言ったように思います。
ところが、それ以来自分が何らかの意見を言おうとするたび、誰かが全く同じ内容の意見を言うのです。
仕方なくその度に「俺もそう思う」と言っていました。
そういうことが余りにも続くので、もしかして自分はサトラレなんじゃないかと考え始めていました。
そんなある日、自分が意見を言おうとしたところ、友人に「『俺もそう思う』って言うんだろ?」と言われました。
ああ、口癖のように思われるぐらいになってたんだなと衝撃を受けましたが、この時は違ったのです。
ですから「違うよ」と言いました。
そして、この不思議な体験がはじまって以来初めて、自分の意見を他人に言われることなく言うことができました。
そしてそれ以来、この現象はパタリと無くなりました。
友人の発言がこの不思議な体験の解除スイッチの役割を果たしたのだと思っています。
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