ある夏の日の夜の事。
私は窓を網戸にし、足を向けて寝ていた。
どのぐらい寝ただろうか。
ふと、気配を感じて目を開ける。
すると、私の目の前に移りこんだのはラテン系の美しい顔立ちをした青年だった。
そしてそんな青年がベランダの外で浮いていたのだ。
ベランダの外に人が立てるような場所はないし、人を吊るせる場所も無い。
不思議と怖くはなく、「綺麗な顔だな」と思っていると、その青年が「・・・・・・」と言い、フッと笑って消えていった。消えていった時に彼の青い目がキラリと輝いたのが印象的だった。
次の日、まだその言葉を覚えていたので調べてみるとラテン語で「君に見合う男になって帰ってくる」という意味だった。
これは昔ホラーテラーというサイトで投稿されていた話です。
もうサイトも閉鎖されてしまい、原文を探せませんでした。
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