怖くはないけど不思議な話です。
世話になっている方(仮にAさんとします)の家に遊びに行った時ですが、 当時仕事やその他諸々で悩んでいた俺は不満や当時の自分では解決出来ない悩みをAさんに聞いて貰っていました。 相談というか、一方的に俺が愚痴るのを聞いて貰っている感じですね。 大の男が薄らみっともない話ですけどw
そうして暫く話している内に、何か自分でもよくわからないんですが 急に何か解決したような、気持ちが晴れるような感じがして、パッと目の前にあるモヤの様な何かが晴れました。
それはもう、気がしたって言うレベルじゃなくて、本当に目の前の風景がモノクロのモノラル音声の世界から総天然色でワイドスクリーンかつドルビーサラウンドになる感じでした。
あまりの変化に自分でも驚いて「うわぁ、世の中ってこんなにカラフルだったんだ」 と相談そっちのけで周りを見ていました。 ふと、気づくとAさんが怪訝な目でこっちを見ています。
俺 「どうかしました?」
Aさん「いや、お前の今日着てる上着ってモノトーンじゃなかったっけ?」
俺 「いえ、これですよ。」 (セーターをひっぱる)
「ほら、モスグリーンとライトグレーの横縞ですよ?」
Aさん「ん~~~...そうだよなぁ...そう見えるよなぁ...」
俺 「なにかあったんですか?メッチャ気になるんですけどw」
Aさん「いや、さっきまでお前のセーターは白黒の横縞に見えてたんだよ」
俺 「え?」
Aさん「なんか、知らんけどお前が急に元気になったから良いけどさw」
どうやら俺の気持ちが沈んでいる時、Aさんには俺と俺の服がモノトーンっぽく見えていたらしいです。
というか、気持ちの変化でこうもドラスティックに視界が変わる経験は後にも先にもあの時だけです。
今考えても不思議な体験でした
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