電話番号

ありえないような、不思議な話なんですけど。  

私はよく夢を見るので、いつも起きたら、すぐメモするくせをつけてます。あとで、夢占いのサイトで自分の夢を占ったり夢の場所を調べたり。暗い趣味の持ち主です(笑)

で、まだ忘れられない出来事があるんですけど、2年前くらいかな、夢を見ました。女の人と遊んでる夢です。 顔は、はっきりと思い出せませんが、雰囲気はきれいな人の記憶があります。

すごく幸せと言うか、心地良い感じは今でも忘れません。

経緯は忘れましたが、きれいな森林に囲まれた場所の真ん中に温泉があって、二人で入ったり(服着たまま)、地下ショッピングモール?みたいな場所で、買い物したりしていました。 あそこには、何があるよとか、あそこ、すごく面白いとこだよといろいろ教えてくれて、親切な人でした。 

楽しい時間を過ごしていると、なぜか私は悲しい気持ちになってきたんです。もう、時間だって思ったんですよ。 

 私は、ここから離れるのがイヤでイヤで 「ずっと、ここにいたいんだけど」 と言ったら困った顔で、 「ここにはいれないよ」 って言われました。  

私は、番号教えて!!って言ったんです。もう、やけくそでしたよw 

彼女は携帯の番号を渡してくれました。 090-××××ー〇〇〇〇 


目が覚めて、私はおぼえてるうちにと、番号をメモしました。 

で、その日の夜に、親に夢の話をしました。 お酒を飲んでたのもありますが、電話してみようと話しになって、もし、男の人が出たら間違いでした、で終わらせようと電話しました。 

3コールくらいで電話に出たんです。 『も…も…しもし…』 って、電波が悪い感じでした。

電話に出たのに驚きましたが、酒の力で 「もしもし?おれだよ」 って返したら 『も…しもし?』 って、まだ言ってるんですよ。 あ~電波悪いから聞こえないのかな?って思って ひさしぶり~ って言っちゃったんですよ。 そしたら 『久しぶり。待ってたよ』 って言ったんです。  

スピーカーにしてたので、私も親も驚いて互いに顔を見合わせました。親からしたら、なんだ、知り合いかと思ったと思いますが、私はてんぱってしまって、 「え…ああ…あの。。」 って言って電話を切りました。  

本当に知り合いだったのではないか、とその場は終わりましたがどうも腑に落ちず、夜中にもう一度かけてみたんです。 すると、電源が入っていないためとなったので、やはり、電波が悪かったのと、たまたま会話が一致したのかと、その日は寝ました。 

次の日に、しつこいようですがもう一度電話してみたら おかけになった電話番号は現在使われておりません と、なりました。 

 あれはなんだったのかなと、いまでも不思議です。

WUNDERKAMMER

名作は、名作と呼ばれる理由があるはず。 それを求めて映画や本を観ています。 あとは奇妙なもの、怖い話や自分が好きなものをここに集めています。

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