神様にあった話

神様(多分)に会った話。

父が倒れて半身麻痺になってしまい、急に何故か某神社に参らなくちゃと急に思い立ち、

行った事も無い電車で一時間半離れた神社に向かった。

そこは年に一度の有難い神事の最中で、私も手口を清めて列に並んでいると、ちっこい爺さんが割り込んで来た。

正直、チッと思いつつも神様の前だし邪念イクナイと思い黙ってた。

で、自分の順番になり、ちっこい爺さんと並んで神様に手を合わせると、

横で爺さんが「お前の親父はまだ大丈夫」って言い出したの。

はぁ?と思って横を向いて爺さんの顔を見ると、爺さんの白目が無い!

何ていうか、回転寿司CM宇宙人の目みたいな感じで、服もボロいしちょっと臭う以外は普通の爺さん。

動揺してると、爺さんに覆い被さるように次の参拝者が横に来て爺さん消えた。

横に来た人は爺さんの存在なんて無視してて、見えていないようだった。


折角だし御守りも買おうと社務所に行くと、さっきの爺さんが巫女さんと談笑中!

ナニコレ怖い、と思ってたら爺さんが巫女さんに「あ、ネエチャンあの人に緑の御守あげて」とか言ってる。

もう目が点でね、何なのコレ~~~てな感じなってたら、

巫女さんに満面の笑顔で「今のウチの神様なのw見えたんですネwwっ」て・・・

という事があったような無いような

WUNDERKAMMER

名作は、名作と呼ばれる理由があるはず。 それを求めて映画や本を観ています。 あとは奇妙なもの、怖い話や自分が好きなものをここに集めています。

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