輪るピングドラム

24話で終るので約12時間で見終わりますので是非。

未だに思い出すたびに泣いています。



話の中で「加害者」と「犠牲者」があり、誰が誰を恨み、愛し、行動には目的を持っており、

どうしても誰かを犠牲にしないとこの世界は成り立たなくて、

じゃあ誰を犠牲にすればいいのか。

それなら貴方を愛す、私がなろう。


宮沢賢治の銀河鉄道の夜の「さそりの火」と1995年に起きたサリン事件を軸にしている話。

禁忌を犯した代償と、自己犠牲の尊さ、そして犠牲にした己のために犠牲になってくれる人達。

こうして輪になっていく。そういうお話です。


前半はなんだかよくわからない。

キャラクターの詳細もいまいちわからず上辺だけの疑問の残る内容ですが、

後半にすべての謎、伏線を回収していき「あの時のこれはこういうことか!」と

どんどん引っかかっていたものが解れ、辻褄が合っていく。

なので飽きず後半まで観て欲しいなと。

観て後悔は絶対にしない作品だと思っています。

WUNDERKAMMER

名作は、名作と呼ばれる理由があるはず。 それを求めて映画や本を観ています。 あとは奇妙なもの、怖い話や自分が好きなものをここに集めています。

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