シシカブリ2019.01.11 08:16田舎で聞いた話にクネクネっぽいのいるシシカブリと言われており、大まかな特徴が・本体はくねくねした細長い何か ・弱った獣に取り憑く ・取り憑かれた獣は自身も体内を喰われてゾンビのような状態になりながら 手当たり次第に他の生物を喰い殺すようになる ・取り憑いた獣が使用不能になるとシ...
[四国]被猿2019.01.05 07:29俺の生まれ育った町は四国の田舎町で、俺が小さかった頃はまだ旧い風習や考えが残ってた。例えば、幼馴染みに双子がいるんだけど、それを年配の人は"忌み子"として嫌っていたり、 五感や身体に傷害がある子を、"欠け子" と呼んだり。 つまり、普通には生まれてこなかった子(こう書くと大変失礼...
[山陰地方]山に祀った猿の化物2019.01.05 07:04私の出身地は山陰地方の山里なのですが、猿の化け物の話が伝わっています。 私の一族は、応仁の乱が起こったくらいの時代にどこからかやってきたそうです。 川が流れる谷間を開き、市を開いて生計を立てていました。 しかし、そこには猿の化け物がおり、山に分け入った者達に血を浴びせ、病気にして...
『ヒサルキ系?』レイザーカッターのような2018.03.24 13:46あれは私が小学校4年生くらいの頃だった。 私が通っていた小学校は全校生徒40人弱と過疎化が進んでいる田舎の学校で、とにかく周りは山や段々畑ばかりで、コンビニなんて学校から10キロ先にしか無いような所だった。 そんな学校なので当然動物なんかも沢山出る。狐や猿...
猿を見たら目を隠して逃げろ2018.02.19 14:59俺はとある島に住んでいるんだが、小さい時から祖父母に「山には一人で行ってはいけない。もし山で猿を見たら目を隠して逃げろ。そして私たちに報告しろ。」と何度も言われてきた。あるとき近所のでかい鉄塔(7mぐらい)の先に犬が刺さっていた事があった。それを俺の親が発見した途端、すごい勢いで...
鬼猿(きさる)2018.02.16 13:27爺様は、御年93才。 20代から80過ぎて足腰が弱るまで猟に出てた。 猟といっても職業でなく、冬季の猟期のみ趣味と実益を兼ねてらしい。 その筋では結構有名な爺らしく、20年近く地元の猟友会長をやってた。 んで、彼岸に墓参りに帰った時、洒落怖で...
きんきんさん2017.12.20 03:55幼稚園のときの話です。うちの幼稚園では『きんきんさん』と言う人がいるらしかったのです。というのも、必ず誰でも見えるわけではなく、クラスの半分くらいの子しか見れませんでした。私は見えない方だったので、その話題になる度にどんな人か聞きました。ですが、見える友人達は皆よく分からないとい...
ヒヒサル2017.12.19 08:58随分と前のこと、山間の集落にある親戚の家に泊めてもらったのだという。 その親戚は猟師をしていたが、その時は物忌みをして山に入っていなかった。 ヒヒサルを殺してしまったからだそうだ。 日本に狒々がいるのかと驚いて尋ねると、ヒヒサルというのは狒々のことではなく、 歳経た古猿が化けた妖...
[長野県南信濃村]猿の化物2017.12.18 13:15地元の事を書いた古書を探していたときに見つけた話です 引越しの際、無くしてしまいましたが「遠山紀行」と言う本です 大正の初めに教育者の有志が現長野県南信濃村を訪れ、土地の風俗や自然、伝承などを聞き取りました明治の初め(何年か記載があったが失念)遠山谷に二人の猟師が入り、鉄砲にて狩...
忌避猿(キヒサル)2017.12.18 09:50村の年寄りから、キヒサル(キヒザル)という話を聞いたことがあります。 聞いただけなので字は分からないですが、話の内容からすると「忌避猿」となるのかもしれません。キヒサルは群れからはぐれた猿を狙って体の中に入り込みます。乗り移られた猿(以下キヒサル)は獣を殺し、その肉を食うようにな...
きらきらさん2017.12.18 07:33差し障りがあるといけないので、時と場所は伏せて書きます。昔働いていた幼稚園での話。そこの施設内で、度々動物の惨殺死体が発見されるのです。そこにいた子供に聞くと「きらきらさんがやった」と言います。「きらきらさんってなに?」と聞くと両目を両手で隠し「しらない」としか言いません。そこの...
ヒサル2017.10.29 06:28私は友達何人かとで、川でザリガニを採っていました。捕まえたザリガニを決闘させるために、一旦岸に上がったのですが、その時、山から出てきた赤っぽい犬が、田んぼを横切ってこっちへ歩いてくるのが見えました。 ヨタヨタとふらつきながら近づいてくるにつれ、私はその犬がケガをしていることに気が...