カミコ2019.01.11 07:36うちの曾祖母さんの生まれた村にはカミコって呼ばれる神事を取り持つ巫女(厳密には男でもなれるから巫女じゃないけど)がいたんだけど、 カミコさんになる条件は、1つが双子の妹である事、もう1つは先に生まれた姉(兄)の肉を11歳の時に食べる事だった。曾祖母さんの代に最後のカミコさんがいた...
我が家の豆まき2018.12.30 14:27毎年我が家は親戚一同集まって豆撒きすんだけど、それが怖い。鬼役(1人)と豆撒き役(20人超え)に別れて、鬼は外福は内ってやんだけど、鬼役の服は着物だし、両手両足に梵字に近い文字を書く。鬼役はそのままゆっくり歩いて我が家の門に入り、中の物を取っていく。物ってのが団子で、食ってもいい...
鬼の家族2018.06.19 12:52とうとう俺も目撃しちまった!!!! 見ちゃったよ! 今日の出来事! 子供を三人引き連れたなんだがさえない感じの父親を、通勤時に見たんだ。一人は赤ちゃんで背中におぶってて、ぐずってる二人の女の子を困りながらあやしてたの! なんか父親が「ここにはおれないから(居れないから)、帰るの!...
我が家の豆まき2018.06.16 12:45毎年我が家は親戚一同集まって豆撒きすんだけど、それが怖い。鬼役(1人)と豆撒き役(20人超え)に別れて、鬼は外福は内ってやんだけど、鬼役の服は着物だし、両手両足に梵字に近い文字を書く。鬼役はそのままゆっくり歩いて我が家の門に入り、中の物を取っていく。物ってのが団子で、食ってもいい...
32匹2018.05.05 14:41知人Aの話 Aの実家は山の中腹にあり、御両親が食堂と小料理屋を足して2で割ったような店を営んでいた。店の横の渓流で捕れる川魚料理と山菜料理は絶品で、訪れた際は、塩焼き、骨酒、山菜おこわなどを御馳走になるのが楽しみだった。商売気はなく、沢山の田畑を貸し悠々自適に暮らす夫婦の趣味の店...
鬼が舞う2018.04.12 03:38叔父の話を一つ語らせてもらいます。 幼少の頃の叔父は、手のつけられない程の悪餓鬼だったそうです。 疎開先の田舎でも、畑の作物は盗み食いする、馬に乗ろうとして逃がすなど、子供達のガキ大将を自負するような悪餓鬼でした。 さて、その疎開先には、地方にしては大きな神社があ...
鬼になった人2018.02.16 13:32文政十二年(1829年)、6月8日のこと。遠野南部藩からの命令で、この町で山狩りが行われた。 これは館野武石衛門という猟師がリーダーとなり、 辺り一帯の村や町に住む武士や町人、農民までもが駆り出された。大規模なものであった この山狩りの目的は、鬼退治であった。&nbs...
鬼路の異祭2018.02.16 08:56わたしの田舎の村落では『鬼ごっこ』は禁止でした。 唯一許されるのが3年に一度の『鬼路の異祭』。 男の大人達は鎌を両手に持ち、女に連れられた10以下の子供を探して回る。 わたしは小さかったんであまり覚えてないけど、 泣きじゃくるお母さんに抱えられて、山の洞窟みたいな...
でどでんこめんさん2018.02.14 14:20うちの田舎にこんな伝承がある。でどでんこめんさん。 昔、江戸時代にうちの田舎に、『でどでんこめんさん』って言う鬼?が現れたらしい。 大きくて肌が赤くて、異様な服を着てたらしい。 で、「で どでん こめん、で どでん こめん」って繰り返すもんだから、そう呼ばれ...
鬼の子孫2018.02.14 14:16日本には、 鬼の子孫を名乗る人々がいるという話 奈良県吉野郡天川村に存在する『天川弁財天社』、 通称「天河神社」の宮司を務める家計は鬼の子孫だという。しかもこの鬼というのはそこらの鬼ではなく、 修験道の開祖である役行者が使役した 前鬼・後鬼であろうそうだ。この神社の開祖は役行者...