踊るお面

私が幼稚園児当時、うちは四階建てのL字型したアパートの三階にあってLの底辺?にあたる部分にうちがあった。

L字の内側に玄関がある創り。


ある日休みの日に近くであそんで帰ってくると、変なおっさんがタイのお土産みたいなシーサーみたいなお面つけて両手挙げて踊ってた。

ちょうどL字のこの→L背の部分の上先が階段になってて、中二階からLの背部分の三階が見えるんだけどそこでそいつは踊ってた。

あほな子だった自分はとっさに「お父さんだ!」と思って残り半分の階段を駆け上がって三階フロアの廊下を見たら誰もいなくなってた。

自分は嬉々としてそいつがいないか注意しながら各部屋玄関を覗き込みながら結局うちまでたどり着いてしまったわけだが、あほな自分は「父さん走るの鬼早い!」と感心しただけ。

一連の話しを息せき切らせながら両親に話したら顔色変えてたのは覚えてる

ほんとなんだったんだろ。

WUNDERKAMMER

名作は、名作と呼ばれる理由があるはず。 それを求めて映画や本を観ています。 あとは奇妙なもの、怖い話や自分が好きなものをここに集めています。

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